高低差のある敷地をいかして、半地下から勾配天井までの高さを一体化した大空間の音楽室。
2012年 茨城県水戸市備前町 鉄筋コンクリート/木造の混構造 2階建て 延面積 164.57m2(地下駐車場含む)+小屋裏収納37.26m2 工務店一括請負方式
水戸市中心部の閑静な住宅街に溶け込んだ控えめな外観。 建物向かって右側から玄関アプローチ、音楽ホール、ガレージ。
手書きの外観イメージ。
1件ごとに模型を製作しイメージと細部の確認をします。
敷地の高低差を利用し階段式のスタンドを設けた。 ドアの向こうは1階住居フロア。
2019年。オーナーの茂垣裕子氏はオランダ国立歌劇場で専属歌手を30年勤めたメゾソプラノ歌手。 現在は出身地水戸を拠点に活動している。
ブドウ棚から音楽室を見下ろす。
吹抜の丸太梁は、東日本大震災によって解体した前住居のものを再利用した。 窓から取り込んだ光や風が、家中に広がる。
扇形の窓からは庭が楽しめ、面積以上の広がりが感じられる。
リビングから茶の間を見る。 上のガラス建具の向こうは小屋裏の寝室。
昭和時代(前住居)の茶の間を再現した居間は、落ち着ける空間。