共働き夫婦が子育てを機に実家の敷地内に建てた家。吹抜からの光が硝子の格子建具を通して家じゅうに広がる、開放的な空間。
建築概要
2017年 茨城県笠間市小原 木造 2階建て 延面積 125.03m2+小屋裏収納15.32m2 CMによる工事分離発注方式
左奥の母屋に合わせたデザインは田園地帯の集落になじむ。
屋根の形を生かした勾配天井が迫力。中央の丸太梁は旧住宅の梁を再利用。
アラビアンタイルがアクセントのダイニングとキッチン カウンターは旧住宅の欅の大黒柱を再利用。
DKとガラス建具で仕切れる和室のリビングは明るく、和モダンな雰囲気で落ち着ける。
和室リビングは北側に窓を設け、現代風の床の間と庭の景色が楽しめる。
サンルームとして洗濯物干しにも利用。
硝子窓の奥は子供室で右奥がトイレ。
先人の思い入れと現在では貴重な材料を継承するため、できるだけ木材を再利用した。 古い木材の腐食や変形、虫食いを取り除いて次代に受け継ぐのは、職人の技術力の見せ所。